令和7年度 近畿地方発明表彰において、「発明奨励賞」を受賞しました
- Urban Trail CHARMANT

- 11月20日
- 読了時間: 2分
公益社団法人 発明協会が主催する「令和7年度近畿地方発明表彰」において弊社が開発した、眼鏡フレームの特許が「発明奨励賞」を受賞しました。
■「アーバントレイル シャルマン」 ヨコ×タテのクッション構造 受賞内容
【受賞部門】
発明奨励賞
【応募特許の名称】
耳への負荷を軽減するメガネフレーム(特許第7515532号)
【特許の名称】
眼鏡形フレーム
【発明者】
大澤 智治
株式会社シャルマン 企画開発本部 シーズ開発・知財支援室
【受賞した特許の概要】
< 従来発明の課題 >
従来の眼鏡テンプルには主に下記の通り2つのタイプが存在しそれぞれメリット/デメリットがある。
①従来の断面が長方形状のテンプル
メリット
・装着時は頭部を左右からしっかり挟むため位置ズレしにくい。
デメリット
・脱着時には耳への負荷があり、脱着もしにくい。
・脱着の繰り返しでフロント部に捻り力が加わり眼鏡フレームが歪む。
・脱着時や運動などによる衝撃時に耳の付け根を痛めるおそれがある。
②従来の断面が円形状のテンプル
メリット
・脱着時にあらゆる方向に弾性変形が可能で脱着しやすい。
・脱着時のフロント部への捻り力を小さくできる。
デメリット
・装着時は力が拡散してしまい位置ズレしやすい。
→ ①②のメリットを併せ持つものが求められていた。
当社は「ラインアート シャルマン」を代表として眼鏡の快適な「掛け心地」を追求し、その軽やかでやさしい掛け心地で高い評価を得ているが、既存のものとはまた異なる「新たな掛け心地」も求められていた。
< 応募発明の目的、技術的内容 >
・テンプル前方の第一の弾性部
板バネ等によって左右(ヨコ)方向にのみ弾性変形し、位置ズレを防ぐ。
・テンプル後方の第二の弾性部
板バネ等によって上下(タテ)方向にのみ弾性変形し、上下方向の動きに対応。
→ 異なる二つの方向への弾性変形の組み合わせにより、上記①②のメリットを併せ持つ、つまり、装着時の安定性と着脱のしやすさを両立した、これまでにない「新しい掛け心地」を実現した。
< 実施効果 >
快適な装着性、耳への負荷軽減(従来比1/3減)、衝撃吸収、フレームの歪み抑制の効果が得られる。

ヨコ方向のクッションで軽い掛け心地に

タテ方向のクッションで耳当たりが楽になる




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